第27章 touchで起こして…勝手に彼目線ーアランー
それを見つけた途端、ミルクの顔が真っ赤に染まる。
「お前、ほんとに気づいてなかったんだな。」
「ア、アラン……っ」
もーそろそろ、限界。
「ん、ぅ……っ」
顔を上げたミルクに口づける。
溢れる吐息に欲望が高められ、舌をからませながら深くミルクを味わった。
警戒心なさすぎだと俺が言うと、
「……っ、次からは気をつける。」
と返ってくるものの、別にまんざらじゃないのも俺は知ってる。
「ふうん……?」
腰を抱き寄せ、昨日と同じ場所を今度はもっときつく吸い上げた。
「……っ、あ……」
痕は待たされた分の想いが重なるように濃くなり、さらに存在を主張する。
それを指でなぞりながら聞いてみた。
「こうやって痕つけられるの、嫌?」
「そうじゃない、けど……恥ずかしいよ。」
別にこういうことするのも初めてじゃねぇのに。
「……こんなので恥ずかしいとか言われても困るんだけど」
鎖骨をたどって指を滑らせ、ドレスの肩紐に指をかける。
「ま、待って……」
「待たない。
昨日、俺を我慢させた罰」
もうこれ以上待てるわけないだろ。
ドレスを一気に下ろして、ミルクをベッドに組み伏せた。
背中をキスで辿っていくと、身体は素直に反応させつつも声を出さないようにしているのがわかる。