• テキストサイズ

【イケシリ】sweet dreams【短編集】

第2章 レオ←→セバスチャン


セバスチャンとはそこで別れ、ミルクは衣装を手に部屋へ戻った。



ー翌日。

次はレオとの勉強の時間だ。

(もうセバスチャンとレオは元に戻ってるのかな?
緊張するな……。)

トレンチコートを羽織って執務室へ向かった。

一つ深呼吸して、扉をノックする。

「どうぞ」

中からレオの声がする。
ミルクは後手に扉を閉めて、鍵をかけた。

「昨日、不思議なことがあったんだけど……あれ?ミルクちゃん、予定変更?コートなんて着て。」

ミルクがコートを脱ぐ。

「レオ先生、わたし今日ノートもペンも忘れてきちゃったの。
だから、いつもの続きじゃなくて違うこと教えてほしいな。」

「ミルクちゃん?!」

ミルクがコートの下に着ていたのは、制服だった。
茶色いブレザーに白いブラウス、襟元には赤いリボン、緑のチェックのプリーツスカートにニーハイソックス。

「わたし最近変なの……。
先生のこと考えると胸が苦しくて……。
身体が熱くなってきちゃうんだ。
なんでそうなるか、先生ならわかる?」

レオは少し驚きながらも察したようで、流れに乗ってきた。

「教えて欲しい?」

「……っ、うん。」
/ 279ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp