第2章 レオ←→セバスチャン
セバスチャンに物置の場所を聞かれて案内すると、段ボールの中身をガサゴソ探し始めた。
「多分この辺にあると思うんだけどなー。
あ、あった!」
「ええっ!これ着るの?!」
「うん。こういうの、絶対レオ好きだと思うんだよねー。」
「なんでこんなのがあるの?」
「いつだかのハロウィンで使ったのかなぁ。
ユーリが無理やり着せられてたのを見たから、ここにあるかなと思ったんだ。」
「なにそれ、絶対可愛い。」
「こっちのはちゃんと女の子のサイズだから着られると思うよー。
俺もプリンセスが着たところ見たいけど……。
まぁ、2人で楽しんで!」
鏡の前で衣装を当てて、大丈夫かなぁと言うミルク。
「俺に話したみたいにちゃんと気持ちを伝えるんだよ。
あとはプリンセスの演技力次第だね。」
「うーん、がんばってみる。」