第18章 天使と小悪魔 ーユーリー
ミルクの目の前に、怒張した「俺」を差し向けた。
予想はしてたけど、ミルクは口を引き結んで首を振る。
「ほら、その可愛い口開けてくれる?」
俺はしっかりと閉じられた唇に、先端を押し付ける。
「んんっ んーっ 」
顔を背けて拒否された。
いいね……イヤがってるところを征服するってのもまた燃える。
「別に上の口がダメなら、今すぐ下に突っ込んでもいいんだけど。」
俺がそう言うと慌てて顔を上げてこっちを見た。
「どーすんの?」
ミルクは観念したのか、俺の太ももに両手を添えておずおずと口を開いた。
覗いた赤い舌先に腰が疼く。
ミルクは竿に舌を這わせた。
温かく、他の何にも例えられない感触。
見下ろすとミルクが丁寧にそれを舐めあげている。
「上手いな……、レオ様に仕込まれてるだけの事はあるね。」
髪を優しく撫でる手とは裏腹に、意地悪い言葉を投げかける。
涙目で睨んでもムダだよ。
「咥えてよ。」
今度は躊躇うことなく、口に含んだ。
「ん、気持ちいい。」
すぼめられた唇と、中で動く舌が昂らせていく。
「レオ様にいつもしてるみたいに、俺の事ももっとヨクして。」
ミルクは根元を手で掴み、口と手の両方で扱き始めた。
もう一方の手は脚の付け根を辿り、袋を柔らかに包む。
「っは…… 」
込み上げてくる吐精感。
俺はミルクの後頭部を掴んだ。