第18章 天使と小悪魔 ーユーリー
「ん…………レオ?」
ミルクがぼんやりと目を覚ました。
「悪いね、愛しのレオ様じゃなくて。」
顔を上げてそう言うと、ミルクは目を見開いて逃げようとした。
「ちょっと待ってね。」
脚をしっかりと捕まえて離さない。
「な、んで?ユーリ?」
「こんなイタズラされて、寝ぼけててもレオ様の名前呼ぶなんて、普段からよくこういうことしてんの?
いやらしいなぁ。」
下着の横から指を入れ、溶け具合を確かめる。
「寝てたのにしっかり反応するんだね。
ほんと、いい身体してる。」
ぬるっとした感覚。
それを指に絡めるように動かした。
「やだ、ユーリやめっ…… 」
「大きい声出すと、誰か来ちゃうよ?」
そのまま中指をミルクの中へ埋めていく。
「あ、やっ、あぁ んっ…… 」
喘ぐ声も可愛い。
こんな声聞かされたら勃っちゃうんだけど。
ウォーミングアップはこのへんにしとくか。
少しだけ中を混ぜて指を抜く。
「っはぁ…… あなた、誰?
ユーリじゃないみたい……。
話し方もいつもと違うし。」
服を脱ぎながら答える。
「俺?どう見てもユーリでしょ?
いつもと違って見えるのは、良心を部屋に置いてきたからかな。」
ミルクは意味がわからなかったのか、訝しげに俺を見ている。
「ま、いいじゃんそんなこと。
それより、これ舐めて?」