第11章 シド←→ジャス2

シドは私の言葉を聞くとシャワーを外し、またジェルを指に取った。

「触ってやるよ。」

もうイってしまいたいくらい勃っている蕾を、ジェルをつけた指でぬるぬると円を描くように弄られた。

刺激が強すぎて、腰がガクガクしてくる。

「や、だぁ…… っ あ、 あっ 」

「まだダメだ。」

シドはすっと手を離すと、またそこへシャワーを当て始める。

「なん でっ イキたい、 よ… はぁ… はぁ っ 」

「前に同じことして散々焦らしてやったら、おまえの中すげぇよかったからもっとしてやろうと思ってよ。
今日は俺の誕生日なんだし、楽しませてくれんだろ？」

「そ んな、 ぁあっ 」

正直、あの時はお風呂で同じように焦らされたあげくの挿入で、私も気持ちよかった。
よかったけど、今日はそれ以上に感じさせられて早く挿れて欲しいのに……まだその気は無さそうだ。

シドはシャワーを止めると、私を四つんばいにさせた。

背筋にジェルが垂らされて、下へ伝っていく。
それはお尻を伝って、中心にたどり着く。

「脚、もうちょい閉じろ。」

この状態で、また素股が始まる。
脚の間はびしょびしょでぬるぬるだけど、もう自分のものなのかジェルなのかわからなくなってきた。

シドの舌が耳をくすぐる。
舌先は優しく首筋を通り、背中を指でなぞられるとゾクゾクとした快感が走り、溶けてしまいそうだ。