第11章 シド←→ジャス2
触れない代わりに、シドはシャワーからお湯を出し始めた。
それが私の脚の間に向けられる。
あ、これ前も……。
緩めの水圧で下から当てられると、触られるのとは違う感触で気持ちがいい。
しかもさっきのジェルのせいで、ジンジンと響いてくる。
「前より感じるだろ?」
「ん ……っ 」
でも、これ、気持ちいいんだけど……。
「どれが一番いいか、試してみるか。」
シドはそう言うとシャワーヘッドのダイヤルを回して水量を変えた。
このためだったの?!
さっきより強くなる水圧に、中心が反応して脈打つのがわかる。
しばらくそうしていても、イク手前くらいの感覚が続くだけであと一歩刺激が足りない。
「…っ シド… 」
もどかしい気持ちで腰にまわされた腕を握る。
するともう一度水量を変えられ、今度は勢いが緩くなった。
「あ、はっ ……ぁあ 」
予想外に弱めのほうが気持ちいいかもしれない。
「こっちの方がいいみたいだな。」
私の反応を見たシドが言った。
でも、もうイキたいのにこのままじゃ……。
「シド……お願い…っ …触って?」
我慢できなくなって、ついにそう口にしてしまった。