第11章 シド←→ジャス2
「うーん……これかなってのは、今思い浮かんだ。
今度のお休みに城下に探しに行こうかな。
参考になったよ、ありがとジャス。」
「よかったねー。
じゃあ、俺が質問する番な。」
「はい、どうぞ。」
「シドのどこが好きなのか教えてくださーい。」
「な、なんでそんなこと聞きたいの?」
「自分の飼い主が彼女からどう思われてるかって単純に興味あるから。」
改まって聞かれると、恥ずかしい。
シドにもこんな話は面と向かってしたことないのに。
「その質問じゃなきゃダメ?」
「じゃじゃ馬ちゃん、顔赤いー。
答えるの恥ずかしい?
他の質問にしてもいいけど、次の質問に進んだら後戻りはなし。
もっと恥ずかしい質問くるかもよ。
どうする?」
さっきから、条件が厳しくてすごく手強いんだけど!
しかも"じゃじゃ馬ちゃん"を改める気はなさそう……。
でも、こういう相手だとなんだか負けず嫌いの血が騒いじゃって、じゃあ最初の質問に答えますって言えないんだよね。
やめとけばいいのに、私は「次の質問がいい。」って答えてた。
ジャスがにやっと笑って、しまったと思った時はもう遅かった。
「シドとのエッチで一番よかったプレイは?」