第10章 家光様の帰城ー四日目・鷹司ー
「んっ ふ はぁ…
ね、鷹司……一つだけ聞いてもいい?」
口づけが途切れると、紗代が言いにくそうに切り出した。
「なんだ。」
「家光様とは… 」
「あいつとはなんもねぇよ。」
「そっか、よかった。」
紗代は視線を逸らすと、また泣き顔になる。
なんかあったのか、こいつ。
「私…… 」
話し出そうとするのを再び口づけで塞いで言った。
「いいよ、何も言わなくて。
今は、おまえは俺のもんだろ?
なら、それでいい。」
紗代は黙って頷くと抱きついてきた。
もう限界だ。
すげぇ触りたい。
緩くなっているあわせから手を入れた。
「あ、 ん…… 」
柔らかな胸は手に吸い付いてくるようで、鷲掴みにして揉みしだいた。
女の身体って触るだけでこんなに気持ちいいもんなのか……。
ふわふわの乳房とは対照的に、先端は固く尖ってきた。
「気持ちいいのか?」
「……っうん、鷹司に触ってもらえるなんて、嬉しくて。」
なんでこいつはこんなに煽ってくるんだ。
腰紐を解いて、着物を脱がせた。
尖った乳首を口に含み舌先でころがしてみると、紗代が喘ぎ出す。
「あぁっ や、きもち いっ……あんっ」
もう片方は指で潰すように刺激した。
紗代が身悶えしながら、俺の羽織をぎゅっと掴んだ。
「私だけ裸で恥ずかしい。
鷹司も、脱いで?」