第6章 おかえりなさいませ、お嬢様
トド「何かあったら、ボクがフォローするからさ」
トド松さんがわたしに笑いかけてくれる。いつもみたいな、甘えるような愛らしいものではなく、優しく見守るようなものだった。
カラ「抜け駆けはずるいぜ。ボク、じゃなくてボクら、だろ?」
おそ「たまにはいいこと言うじゃんか、カラ松!」
チョロ「こんなのばっかりだけどさ、いざとなればちゃんと助けるから」
なんだ、いい人ばっかじゃん。
最初、彼らに対して否定的だったことに、反省した。こんなに優しい彼らをわたしは、勘違いしていたようだ。
『はい!頼りにしてます!』
案外、この職場も悪くないかもね。