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貴女のご指名は?【ホスト松】

第2章 悪魔の契約………?


これでどうだ、とでも言わんばかりのドヤ顔で、綺麗にした紙を突き出す。


えーっと、どれどれ~……?


『せい………きゅう、しょ……?請求書!?』


紙を奪い取って、必死に目を凝らしてその紙切れに目を通す。

『いち、じゅう、ひゃく、せん、まん………、ひゃ、百万!?』


たった一枚の紙切れに印刷された数字に目が眩んだ。わたしなんかじゃ、今すぐに用意できる桁じゃない。


『なんでこんなに………!!』


ここ、と指でさされた場所を見る。


小さな文字で何か書いてあった。


『貸し切り………料金!?ちょっと待って!昨日貸し切りオーケーって…………!』

おそ「確かに言ったけど、タダとは言ってないよね?」


と、ニヒルな顔でそう言った。
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