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貴女のご指名は?【ホスト松】
第2章 悪魔の契約………?
『さ、詐欺です、こんなの!』
おそ「じゃあ、訴える?」
この余裕そうな顔がすごく腹が立つ。
『…………金なんてないですよ』
おそ「知ってる。君には………」
彼はその請求書をビリっと破る。そして、またニヒルな笑みでこうわたしに告げた。
おそ「俺らの店で働いてもらうから」
『…………はあ?』
まるで、いい案だろ?とでも言わんばかりにふんぞり返っている。
おそ「それとも、借金してでも用意する?」
彼は悪魔以外の何者でもない。
わたしはそう思った。
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