第10章 悪が勝ってもいいじゃん【一松】
そして、わたしはお昼に一松さんと待ち合わせして、猫カフェに行くことになった。
『猫カフェって初めてなので、楽しみです!』
一松「ふーん………そうなんだ?」
『はい!一松さんは行ったことあるんですか?』
一松「行ったことがあるっていうか、働いたことがある」
『え!?そうだったんですか!?』
すごい猫好きなんだ………。
確かになんか、猫に似てなくもない……かな。
あれ?
でも猫好きと猫に似てるって関係ないよね?
変なことを考えて、頭をこんがらせていると一松さんにぐいっと腕を引かれた。
一松「どこ行くの?ここなんだけど」
『え?あ、ほんとだ……』
人生初の猫カフェ!
楽しみ……!