第9章 ずっと想ってた【チョロ松】
わたしだけこんな恥ずかし目をうけてたまるか!!
『じゃあ、チョロ松さんも。はい、あーん』
うひひひ!
恥ずかしい思いを味わえ!
チョロ「ぼ、僕はいいって……!」
『ダメです。ほら、早く』
チョロ松さん、顔真っ赤。
フォークを持ったわたしの腕をつかんで、チョロ松さんが一口、ぱくりと食べた。
『どうです?美味しいですか?』
チョロ「あ、味なんて分かるわけないだろ……!……………それどころじゃなかったのに」
ふたりして顔が赤くなる。
なんだかおかしくなって、顔を見合わせて笑った。