第3章 〈リクエスト〉竜胆の家【黒バス:青峰】
「コレ、欲しい?」
ニヤニヤしながらコレ、と大きくなった自分のモノを私に擦り付けてくる。
擦り付けられる熱くて硬いソレが私に与える快感に否が応でも期待と切望が高まる。
「……ちょぉだい…」
自分でも恥ずかしい位に快感に溺れているようで、出た声はすごく甘ったれた媚びるような色を含んでいた。
でもそれが嬉しいのか、大輝は満面の笑みで顔を私の耳に寄せて囁き込む。
「欲しいなら壁に手ぇついて、どこに欲しいかゆってみ?」
「!」
お腹に擦り付けられている熱い塊で早く突き上げて欲しいのに、と睨んでも全く効果なし。
むしろそれすらも楽しんでいるかのように、ニヤニヤとこちらを見下ろす。
渋々後ろを向いて濡れた浴室の壁に左手をつく。
そっと入り口に触れて欲しい場所を訴える。
「ココ…入れて…」
「どこかわかんねーよ。ココかぁ?」
のし、とのしかかって左手は私の胸を掴んで、熱く大きくなったソレをあえて違う方に擦り付けてくる。
お尻が熱くて、揉まれる胸がもどかしくて。
頭が変になりそう。
「違う…コッチ」
大輝のモノに手を添えて入り口に導く。
くちゅ、と濡れた音が耳に届いたかと思った瞬間に激しい快感が全身を貫いていった。
あまりに突然すぎて、目がチカチカする。