第2章 〈リクエスト〉青色はコブシの恋【黒バス 青峰 ラブラブ】
ダイキ君の首にすがりついて、痛みに耐える。
足の付け根がガクガク震えて、どうしようもない。
「なぁ、抜かねぇから揺らして良いか?」
そっと私の頭を撫でながら困った様に聞いてくる。
痛みは全然収まらないけれど、辛そうなダイキ君をみていたら、嫌とはいえなかった。
ゆるゆると中で揺らされて、先が色んな場所に擦れる。
その度に激痛が広がり、涙が零れ落ちる。
痛くて、辛くて、苦しいのに、嫌じゃないのはダイキ君だから。
ダイキ君だから我慢するし、耐えられる。
心配して覗き込んでくれる瞳と視線が合う。
大好きで、愛しくて、涙で歪んで見えるけど、大丈夫だと伝えたくて、頑張って笑顔を作ってみせる。
「…ワリィ、もう、我慢できねぇ…」
そう言ってひとつキスをすると腰を大きく動かし始めた。
お腹の辺りをごりごりこすっていくダイキ君のモノに痛みと、ほんの少しの快感が顔を出す。
「ひあんっ!?」
苦痛の影から現れた快感を必死に追い掛けて、ダイキ君にしがみ付く。
ダイキ君の熱い息と、汗。
腰の動き。
それが世界の全て。
「ふあぁぅっ!んやあっ」
「…っ!」
ぎゅうっと抱き締められながらお互いに果てる。
「ダイキ君…すき…」
睡魔が襲ってくる。
意識が遠のく。