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夜の詰め合わせ。【裏SS】

第2章 〈リクエスト〉青色はコブシの恋【黒バス 青峰 ラブラブ】


結局、家まで送ってもらってしまった。
流石にそのままバイバイなんて出来ないので、家に上がってもらった。

「つかマジで大丈夫なのかよ?」
「うん大丈夫。ボールなんて当たってないからっごめんね紛らわしくて」

何回めかわからない心配の言葉に慌てて笑顔を見せる。
それでも半目でこちらを見てくるダイキ君に一深呼吸して泣いていた本当の訳を説明した。

「実はね、ダイキ君と桃井さんの話聞いちゃって…」

からかわれているんじゃないかと不安だったこと、でも本当は自分が勝手に壁を作ってただけだったこと、心の中にぐちゃぐちゃ溜まっていた思いを全部説明する。
上手くいえない言葉も沢山あったけどダイキ君は根気良く聞いてくれた。

「そんなこと考えて付き合ってたんかよ」

ケラケラと笑い飛ばされてとっても恥ずかしくなってしまう。
居たたまれなくて、クッションを抱きしめているとダイキ君が近寄ってくる。

(あ、キス…?)

ファーストキスもダイキ君だしそんなに回数もしてないけどなんとなくわかった。
ドキドキしながら目を閉じると肩に腕を掛けられて引き寄せられる。
そのまま唇が重なる。
しっとりと温かい唇が薄く開かれて私の唇を舐める。
びっくりして目を開くと悪戯な瞳と視線がぶつかる。
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