第1章 紅薔薇【黒バス:火神】
ゴリゴリと内壁をひっかくようにこすられる。
その度にお腹がぎゅうっと締め付けて、よりナカにいる火神のカタチがリアルに感じられて、気持ち良い。
「ふっ……あっあっんっ…やあぁっ」
火神の動きに合わせて声が漏れ出る。
最奥にガツンとぶつけられると全身に殴られたかのような快感が襲う。
「や、も…イっちゃ──っぅぁっ!」
何度イったかわからない。
「やば…出る!」
何度キスしたかわからない。
お互いに何度も何度も求め合い、力尽きるまで愛し合った。
「やべー…練習より疲れたかもしんねー…」
ゼーゼーと荒い息を尽きながら新しい布団に大の字になっている火神が笑う。
「あんなに何回もするからでしょうが」
火神の脇に丸まりながら、私も笑う。
ちょっと明日普通通りに動ける自信がないくらいにくたくただ。
因みに、最初に敷いた布団は汗と…色んな水分で使えなくなったので、畳んで部屋の隅に押しやった。
今日両親が不在で本当に助かった。
ぼんやり考えながらすうっと引っ張られる様にして眠りに落ちていった。
end.