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コトノハ 【気象系BL短編集】

第6章 distance



【N】

「あっ、もう~。また、やられた…」

持参していたゲームは、やり尽くした。いったん、家に帰って持って来るか~。

今日は、俺と大野さんが泊まることになっている。俺は、オフなのを良いことに、朝からゲーム三昧。
確か、大野さんは、相葉さんと仕事って言ってたな。夕方には、帰ってくるか?翔ちゃんは、体操の取材で遅くなるって言ってたっけ?

「ん~。今、何時だ?」

伸びをしてから、スマホで時間を確認する。17時か…。
家帰るついでに、後で夕飯買っとくか。

ふと、日付に目が行く。あれから、2週間かぁ。そろそろ彼も反省したかな?翔ちゃんも口には出さないけど、どこか虚ろだもんね。

LINEしてみる。直ぐに返事がきた。
やっぱり、限界か?これくらいで、許してやりますかね?
翔ちゃんと大野さんにLINEしてから、家に帰った。


マネージャーから、明日の収録時間変更の連絡があって。家の中を少し片付けて。なんてしてたら、いつの間にか結構時間が経っていた。

ヤベッ!皆が帰って来るかも?
ん?大野さんから、LINEきてる…。

[ニノ 翔 キケン]
[家 行く イソグ オレ]

「なんだ?…キケン…?家?どこの?」

単語の羅列…。かなり急いで送ってきてることは、確かだ。
家。家。…まさか?潤君か?岡田君のところに居ることが、わかったのか?
荷物を掴んで、車に飛び乗った。
キケン…嫌な予感…。翔ちゃん!無事でいて!

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