第6章 distance
翔ちゃんが来た。パツパツのスウェットを着てる。
髪が、俺の好きなZEROモードだ。ほんとに可愛い~。
客間に男4人は、狭すぎるから。交代で泊まって。1人は、自宅に戻るということになった。
岡田っちに了解を得て、内鍵を付けた。念のためにね。
翔「なんだか。修学旅行みたいだね?」
雅「そうだね!って、俺、行ってないや。ギャハハ」
和「もう!相バカ。うるさい!」
ニノと相葉ちゃんが、ワチャワチャしてる。翔ちゃんが、ニコニコと見てる。少し、ホッとした。
「翔ちゃんは、ベッドで、決まりでしょ?俺らは、じゃんけんだな。あと、誰が残るかも決めないと」
一応、ダブルベッドだけど。男3人とか無理だし。皆、床は嫌だし。翔ちゃんと離れたくないし。ここは、絶対に勝たねば!
俺、スゲエ。こういうとき大抵、負けるのに。勝った‼嬉しすぎる!しかも、翔ちゃんと一緒にベッド。我慢できるかな?
雅「そんじゃ。ニノ。また明日ね!」
ニノが、悔しげな顔で俺らを見る。翔ちゃんの所に行って、抱きしめた。
雅「早く、帰れや~」
和「わかりましたよ!じゃあね、翔ちゃん。あと…」
翔ちゃんに何か、耳打ちして帰っていった。
う~~~。寝れない…。
翔ちゃんに背中向けて、寝たんだけど。この状況。寝れる訳ない!だって、翔ちゃん。俺に抱きついてきてんだよぉ。寝息が、すぐそこでさー。
顔見たら、理性保つ自信無いから。頑張って耐えてるんだけど…。
雅「リーダー。俺と代わる?その状況。ヤバイでしょ?」
「相葉ちゃん。起きてたんか?」
雅「トイレ行きたくなって、起きた。それにしても、翔ちゃんってさー。無防備すぎ(笑)リーダー、大変でしょ?」
「おぅ。少し、ヤバイかな?でも、代わるっていっても…。動いたら、翔ちゃん、起きてしまうで?なんとか、耐えてみせるよ。ありがとう、相葉ちゃん」
とは、言ったものの…。俺、勃ってきてるんだよなー。なんか、関係ないこと考えよう…。