第6章 distance
【M】
収録終わりの、楽屋までの廊下。少し前を歩いている翔と大野さん。
俺が、追い越しても、翔たちは気付かない。
話の内容よりも、大野さんが、翔の手首を掴んだまま。その方が気になる。
人が居なかったら、翔から引き離すのに!ああ!ムカつく!
楽屋に入って来た翔を引っ張って、抱き締める。下を向いてて、顔が見えない。
翔が、顔を上げてくれた。
「リーダーと何、喋ってたの?」
翔「智くんが呑もうって。岡田くんも来るって」
大野さんと呑む約束をした!?…危険だ!岡田くんも一緒でも、翔に何するか、わかったもんじゃない。
「俺も行く‼」
思わず、言ってしまった。
翔は、これが鳩が豆鉄砲くらった顔なんだ!っていうほど、驚いている。
「俺が、行くと迷惑?」
翔「そ、そんなことないよ。ただ…」
「ただ、何?」
翔は、俺の顔をじっと見る。なんか、ためらってるみたいだ。
最近、自分でも感じてる。翔への束縛が激しくなったって…。
でも、もう止まらないんだ!
「言えよ!」
翔をソファーに乱暴に突き飛ばした。そのまま、翔の上に跨がる。
翔「潤!何するんだよ?こんなとこで…。止めてよ!…ふあっ。あ、あぁ…」
翔の服を捲り、胸のサキを口に含んだ。ピチャピチャとわざと音をたてて、弄くる。
「翔…。こんなところで、感じてるじゃん。翔の身体で、俺が知らないところは、無いんだよ?」
翔「…はぁ、や、止めて…お願い…あ、あぁ…」
「翔。翔はね。考えすぎるからね?身体に聞いた方が早いんだ。ふふふっ。ここ、気持ち良いだろ?乳首だけで、イクもんな、いつも…」
翔は、顔を紅潮させ喘ぎが、大きくなってきた。抵抗してこないから、かなり感じてるんだろう?