第6章 distance
なんとなく、隣の翔ちゃんが、動いた気がして、目を覚ます。翔ちゃんが、松潤に抱きしめられてる。
なんだよ‼俺の翔、とでも言いたいのか?そう思ったら、腹が立ってきて。松潤を睨み付けた。
相葉ちゃんの、楽屋のドア開かない事件のあと…。
翔ちゃんを、更に抱きしめる松潤。まさか、皆が居るのに、キスしようとしてない?それは、阻止せねば!
翔ちゃんの口元に手を差し出した。松潤の唇が、手の甲に触れてきた。やっぱり、キスしようとしてたな。これは、言わないと。
「松潤。ここ、楽屋だよ?それに、翔ちゃん、嫌がってる…。大人にならないと、ね?」
翔「智くん…」
翔ちゃんが、優しいから、松潤に言えないことを、言ってやったぜ!はあ~あ、松潤の悔しそうな顔♪
俺も、大概、子どもだな?あー、でも、ザマミロ!
スタッフ「嵐のみなさん。お時間です。スタジオにお願いします!」
スタッフが、楽屋の扉から、顔だけ出して、言ってきた。松潤が、翔ちゃんから放れた。
和「大野さん。あんまり、潤君、苛めないでやって?追い詰められて、何するか、解んないですよ?」
ニノが、俺の耳もとで、コソコソと話す。そんなの、解ってるよ。俺も、付き合い長いんだから。でも、翔ちゃんのことになると、どうも止められなくなるんだよなあ。
翔「智くん。さっきは、潤がごめんね。それと、ありがとう」
翔ちゃんは、それだけ言って、スタジオに向かっていった。やっぱり、翔ちゃんは、松潤には、勿体無いよ!
俺のものに。俺のものに、なってよ!翔ちゃん!