第5章 僕は、便利屋。③
身体を起こして、翔のナカから、俺のモノを抜いて、ゴムを捨てる。ヒクつく蕾が見えて、また、下半身がアツくなってきた。
翔は、初めてなんだぞ。それに、こんな小さい身体なんだから、ここで、止めておけ!と、自分に言い聞かせる。
『さとしさん。困った顔、してる』
「そんなこと、無いよ。…翔。今日は、色々あって、疲れただろ?もう、寝よ?」
翔に、腕を回し、抱き締めながら言う。翔の眉間に皺が寄る。
「どうした?寝れないか?…あぁ、裸だったな。服着るか?俺のスウェットしか無いけど」
俺の右手をそっと包み込んで、首を横に振る。
『まだ、寝たくない。…もっと、シタい』
マジか…。
「翔。そりゃ、俺だって、シタいよ。でも、お前の身体が心配なんだよ?だから、これで、止めておこう、な?」
首を横に振って、『僕は、大丈夫。さとしさんが、優しくシテくれたから』なんて、言うからさ。
当然、スルよね?目の前に、ご馳走があって、「食べて?」なんて言われたら、食うよね?
「もう、だから!俺を煽るなって!!…遠慮しねえからな!」
そのあと、俺は、翔を…。ゴムが、一箱(ほぼ新品)無くなるまで抱いてしまった…。
あぁ、もう、何やってんだ!俺は!翔の身体が心配とか言いながら、ヤリすぎだよなぁ。
翔は、最後ほうは、もう意識朦朧だったよ…。はは。
あぁ、でも、最高に気持ち良かったなぁ。俺って、絶倫だったんだな?
翔と知り合って、まだ、1日なのに。知らない自分に気付かされてばかりだ。翔を…離したくない。
「翔。愛してる。俺と、ずっと一緒に居てくれ。俺のそばで…。君を守りたいんだよ。俺のために、生きてくれ…」
隣で、スゥスゥと眠る翔のおでこにそっと、口づけをした。