第2章 僕は、便利屋。①
「……ふぅ。ま、だいたい、こんなもんかな?あ、そうだ。どこまで、いってることにする?」
雅「………どこまで?って、…あぁ、温泉とか?」
「……それ、本気?天然?」
雅「え?」
目、見開き過ぎて、飛び出そうだよ。…ハァ、どうやら、天然らしい。
「要するに、セックスしてるのか?ってこと。まあ、婚約してるんなら、やってるか?セックスくらい。ん?」
まーくん、顔から湯気でそうだよ?
雅「そ、そ、そ、そうだ、ね?し、し、してるかもね?」
「おいおい~!そんな調子で大丈夫かぁ?」
耳まで真っ赤。本当に、年上っぽくないなぁ。可愛い(^-^)v
よ~し、それならば…
「チュッ」
雅「!!!」
おいおいおい~。何だよ?たかが、キスだろぉ。口を両手で抑えちゃって。
「何だよ?キスくらいで。まーくん、今時、小学生でも、してるよ?彼女居たんだろ?これ以上のこと、してるだろうが!」
雅「う、…そうだけど~……なんか、カズ…」
「何だよ?」
雅「………」
「何?言えよ?」
俯いて、モゴモゴ何か言っている。
「言いたいことは、言えよ⁉」
バッと顔を上げて、真っ直ぐに俺の目を見つめてきた。
雅「お、俺…」