第2章 僕は、便利屋。①
〇〇〇?「何で、そんなこと言ったのか…自分でもわからないんです…」
やっぱり、ワンコだな。
「あ、名前!俺、あなたのこと、なんて呼んだら?」
雅「………じゃあ、雅紀で。…前の彼女には、雅さんって呼ばれてました。あ、聞いてないですよね?」
「ははは。じゃあ、雅紀。ん~。……より親密度が増すから、まーくんって、どう?」
雅「まーくんですか?初めて呼ばれました。いつも、相葉か相葉君なので。……まーくん、かぁ。なんか、照れます(* ̄∇ ̄*)」
俺より年上なのに、可愛らしい人だな。
「俺のことは、ニノでも、カズでも、どうとでも呼んでください」
雅「うーん?…それじゃ、カズ」
ドキッとした。…何で?たかが、名前呼ばれたくらいで。う~~ん?
「細かいことも決めていかないと、いけないですね。まずは、どのくらい、付き合っているのか?とか。親御さんを信じさせないといけないから、ね?」
雅「う、…そうですね…」
なんだろう?まーくん、顔が赤い。
「まーくん。熱があるの?顔、赤いよ?」
雅「えっっ‼だ、大丈夫、です。き、緊張してるのかな?」
「まーくん。敬語も止めよ?俺たち、付き合ってるんでしょ?それに、俺の方が一個下だし」
雅「あ、そうなんで…そうなの?じゃあ、カズは、25?」
こくりと頷く。そして、外では寒いから、とまーくんの母親との待ち合わせ場所のホテルに行くことにした。