第12章 愛のかたまり
雅「ほんとほんと。今の俺を見てみ。まあまあデカイっしょ?」
翔「はい!いつから伸びたんですか?」
雅「んっとね、中2の頃かな?夜寝てたら膝とかミシミシいってね。そんで、ギュイーンって伸びてた。だから、翔ちゃんもきっと大丈夫!」
ん?
翔ちゃん?
翔「雅紀くんもちっちゃかったんですか?僕なんて4つ下の妹にも抜かれてて…」
ん?
雅紀くん?
なんだか2人…。
急に距離、近くねえ?
雅「…ちゃん、大ちゃんってば!」
「は?え?なに?」
相葉っちが俺の肩を揺らす。
雅「もう!何回も呼んでんのに!また、ボーッとしてたよ?」
「え?そう?」
雅「うん。ねえ、翔ちゃん。ボーッとしてたよねえ?」
相葉っちは俺から離れて、再び櫻井翔くんと肩を組んだ。
翔「はい。してました。あの…、大ちゃんさんは、お名前は、なんていうんですか?」
雅「あれ?言ってなかったっけ?ごめんごめん。自己紹介したから大ちゃんのことも言ったもんだと思ってた~。大ちゃんも翔ちゃんも、ごめんご♪」
ごめんご?
はぁ…。
また、変なこと言ってるよ。
翔「ははっ。雅紀くんって面白い♪」
雅「ええ~?そお~?」