第10章 さよなら ぼくのともだち
翔「なっ⁉今日はもう寝るって…」
「うん!だから、一緒に寝よう?」
翔ちゃんが目を見開いて、口を鯉みたいにパクパクとさせている。
抵抗しなくなったから、その隙に翔ちゃんを真っ裸にした。
翔ちゃんの目を見ながら
「翔ちゃん。いくよ?」
翔「や、やだっ…おち、落ち着いて…ってば!」
再び暴れだした翔ちゃんに構わず足を左右に割り開いて蕾にオレを宛がった。
「うっ……!?」
翔「…あっ?何?」
出ちゃった…。
サキがあたっただけで、イってしまった…。
力なくその場にペタンと座り込んだ。
翔ちゃんが起き上がって抱き締めてくれた。
もう、情けなくて涙でそう…。
翔「雅紀…」
背中をポンポンと一定のリズムで撫でてくれる。
その優しさに益々落ち込んだ。
「翔ちゃん、ごめん…。俺…俺…」
翔「うん…」
とにかく翔ちゃんに謝ろう…。
翔ちゃんから離れて、肩に両手を置いて
「翔ちゃん、ごめん!俺…いつもはこんなに早くないんだよ?」
翔「え?謝るとこ、そこ⁉」
翔ちゃんがすごく変な顔してる?
なんでだ?
あっ!謝ると言ったらやっぱりアレか…?!
俺はベッドから降りて土下座した。
暫くして頭上からため息が聞こえてきた。
それから腕を引っ張られてベッドに戻った。