第7章 Still…
寝室の前を通ったら、話し声が聞こえてきた。
雅「うん。そう。でね、ムニュッとして、モニョモニョなんだ~」
ムニュッ…?モニョモニョ…?
なんのこと?
ドアを音をたてないようにゆっくりと開けていく。
隙間から、部屋の中の様子を伺う。
裸の相葉ちゃんが、電話しているのが、見えた。
雅「そんでね。うん。ズンズン?…いや、ズクンズクンって感じ?うん…」
ズンズン?とか…本当に会話に多いな、擬音…。
内容が全くわかんね。
和「…何してるんですか?」
「うわっ!びっくりした~」
いつのまにか、ニノが後ろに立っていた。
雅「…うん。また、解んなかったら聞くね?」
相葉ちゃんが、電話を切って、俺を見てくる。
手招きされる。
「おいら?」
大きく頷く相葉ちゃん。
訳も解らず、とりあえず相葉ちゃんの側に行く。
ニノが後ろを付いてくる。
「なに?」
相葉ちゃんが、俺の耳元で
雅「あのね、ニノとエッチできたの♪」
和「…何報告してるんだよ?アホか⁉」
雅「ヒャヒャ。あーっとね、それでね、大ちゃんも…」
まさか?俺も一緒に、とか言わないよな?
雅「一緒に、シよ?」
まさかが当たったー!
おいおい~。何でそうなる?
和「雅紀。なぜ?」
雅「だってさ。大ちゃんも好きだし~。それに、翔ちゃんに振られて寂しいでしょ?だから~」
ゴクリと唾を飲み込む。
雅「エッチ、シよ?」
和「何でそうなるんだよ…。お前は…」
雅「だあってぇ。寂しい時は、人恋しくなるでしょ?だ・か・ら、ね?」
和「はあ…。解った。雅紀が良いなら…」
雅「ほんと?ニノ、ありがとう~♪」
相葉ちゃんが、ニノに抱きついて、頬に何度もキスをする。
何、これ?
おいらも、一緒にスルってこと?
まあ、エッチは、嫌いじゃないけど~。
雅「大ちゃん。こっち来て」
「あのー、おいらもスルってことで…話、済んだの?」
雅和「そうだよ」
相葉ちゃんが、おいらの服を脱がしていく。
ニノがおいらにキスしてきた。
何、これ?
展開、速すぎて頭が追いつかないよ~。