第7章 Still…
【O】
ヤベエ~。明日の仕事に使うのに…。
どこに落とした?
う~ん…。これだけ探しても出てこないってことは…。
相葉ちゃん家かなあ?
でもな~。今、行けないよな~。
きっと、今頃…。
あ~、でも、必要なものだし…。
雅「あぁっ…こ、怖いにょ~…こわい…えっ、えぐっ…うえっ…グスッ…」
「ああぁ、もう~…。にゃかないれよぉ~。怖い、にょ…もお、しないよぅ~」
雅「ほんと?…ヒクッ…ムニャ……」
和「こいつ、マンガみたいにムニャムニャ言ってる…。もう~、なんなんだよーっ!」
「ニノ…おいらも…ねみゅい…ムニャ……」
和「智。お前もか⁉」
あ~。昨夜の相葉ちゃん…可愛いかったなぁ。
時計を見ると、相葉ちゃん家から帰ってきて、2時間経っていた。
「もう、流石に終わってるよ、な?」
まあ、もし終わってなくても、邪魔しなきゃいいんだし~?
突撃してやろ。ふふ。
―ピンポーンッ
返事がねえな…。眠ってるんかな?
?「……はいっ?」
「あ、おいら♪」
和「おいら、なんて人は知りません。お帰りください…」
「…ちょっ、待てや。モニターに出てるんだろ?開けてくれや?」
和「…人に頼むときは?」
「ん?あ、ああ。お願いします。開けてください」
ニノ…。めっちゃ、不機嫌…。
やっぱり、邪魔したか?
玄関扉をノックする。ゆっくりと扉が開いた。
顔を半分隠して、ニノがこちらを見てくる。
和「何の用ですか?」
うわ、めっちゃ不機嫌…。
「とりあえず、中に入れてくれ。忘れ物したんだよ」
ニノが渋々家に入れてくれた。
ニノを見ると、上半身裸だ。
「相葉ちゃんは?もう、寝てんのか?」
和「…わかってるでしょ?」
「うんにゃ、わかんね」
和「…ふーん。そう。…じゃ、教えてあげますよ。今、セックスしてたんですよ…」
「………そっか。邪魔した?」
和「そうですね~。邪魔しました。用が済んだら、お帰りください、ね?」
ニノ…笑顔が怖っ!
心残りは沢山あるけどぉ~。早く捜して帰ろう…。