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コトノハ 【気象系BL短編集】

第7章 Still…



【N】

雅紀が再びベッドに大の字になって寝た。
だからさ?ムードねえって!

雅「ニノ~。早く~」
「…なあ。そのニノじゃなくてさ…名前…」
雅「ああ。かずなり。なんか、照れるね~」

“かずなり”…。
うわっ。ドキドキしてきた…。
雅紀が、どんどん可愛く見えてくる…。
我慢できず、雅紀の首すじに噛みついた。

雅「あ、イテッ!」
「ごめんな?」
雅「もう!気を付けてね?服で隠せるかなあ?」
「なあ。続けるぞ?後から考えろよ…」

雅紀の半開きになっている唇にソッと触れる。
顔を離して、雅紀を見下ろす。

雅「かずなり~。もっと~~」
「はいはい。わかりましたよ。姫。フフッ」
雅「姫じゃない!」

口を尖らせて、拗ねる雅紀。
可愛い…。ヤベエ。
再び、チュッと軽く口付ける。
雅紀が舌を出してきた。
誘ってる?フフ。わかりましたよ、姫。
雅紀が出してきた舌を絡めとる。
直ぐに厭らしい水音が、聞こえてきて、理性が飛びそうになる…。
唇を離して、口端から溢れた唾液を手で拭う。

雅「はぁ~。かずなりって、キス上手いね…。もっとしてよ?」
「お褒め頂き光栄です。姫。わたくし、キスだけでは物足りないでございますよ?」
雅「アヒャヒャッ。そうなの?それじゃ、後からいっぱい、キスしてね!」
「オッケー」

鎖骨から胸のサキに舌を這わしていく。
雅紀がビクビクと跳ねる。

雅「…あっ…あっ…」

可愛い声になってきたじゃん。
ふと、股間に目をやると、雅紀のモノが勃ち上がりだしている。
手で握ったら、さらに身体が跳ねた。

雅「ふ、あっ…あぁ…」

もっと声が聞きたくて、ゆっくりと根元から扱いていく。

雅「あ、…かずなり~。もう…ソコ…やっめ、て…あぁん…」
「何で?雅紀姫のココ。気持ち良いって言ってるよ?ねえ?もっと触って欲しいでしょ?」

雅紀のモノに向かって話しかける。

雅「や、やだぁ…ソコと…会話…んぁ、あ…しないで~」

手の中の雅紀のモノが、質量を増した。
感じてるじゃん…。フフッ。

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