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コトノハ 【気象系BL短編集】

第7章 Still…


「…ねえ?とりあえず、スル?」
和「…そう、だな」
「俺さー、どうすれば良い?」
和「は?…うーん…。とりあえず、寝てくれる?」
「りょ~か~い」

ベッドに大の字に寝た。
ニノが、すごく大きなタメ息してる~っ。

和「はぁ。ま、仕方ないか。相手がお前だからな?翔さんみたいに、可愛い声出せよ?」
「出せるかな~?でも、やってみるよ‼」

ニノが俺に跨がってくる。
ゆっくりとニノの顔が近づいてくる。

和「おい。目くらい、瞑れや。それともキスは目開けてする派?フフ」
「えぇ?ち、ちゃんと目、閉じる派!…だよ?」
和「そう?フフ。じゃ、目、閉じて?」

ニノに言われるまま、目をギュッと瞑った。
小さく笑う声がした。
何で笑うの?って、思って目を開けようとしたら…。
ニノの柔らかい唇が…重なってきた。
口の隙間から舌が差し込まれて、丁寧に口内を愛撫される。直ぐに厭らしい水音がしてくる。
身体がビリビリしてきたよぉ~。
ニノ…。キス、上手すぎ!

「…ん、ふぁ…」

自分の口から聞いたことない声、出ちゃった⁉
恥ずかしくなって、顔を反らした。

和「どうした?可愛い声出せって言っただろ?まだ少ししか聞けてないぞ?」
「だぁってぇ~。恥ずかしくなったんだもん…それに、ニノのキスがさー、あの…ね、その…」
和「良かった?」
「うん。気持ち良すぎて、ヤバかった~」
和「キスくらいで…。これから、それ以上のことするんだぞ?恥ずかしくても逃げるなよ?」
「う、うぅ~。わかった~……あっ!ニノ~。松潤が滑りよくするやつがないと痛えって言ってたぁ。なんかあるかなぁ?」
和「滑り…?ああ、ローションのことか。そんなもん、ねえだろ?う~ん。ハンドクリームでいいや。ほら、用意しろって」

ハンドクリーム…?
あっ!翔ちゃんがいつもくれるのがある。それで良いのかな?
ベッドから降りて、取りに行く。

「これで良い?…なんか、全然進まないねー」
和「そうだな。俺らだから、しょうがねえな。はは。さってと、ヤるか?」
「うん!もう忘れ物ないよね?」
和「…そんなん、わかるか⁉」
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