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コトノハ 【気象系BL短編集】

第7章 Still…



【O】

「ねえ。もしかして、おいらたち…ヤッた?」

暫くの沈黙。

雅「まっさか~。いくら酔ってても、しない、よ…」
和「覚えてないんでしょ?だったら、もしかしたら…ってことも?」
「う~ん?全く覚えてないほうがヤバイんじゃね?」
雅「確かに~。何で思い出せないんだろう?」
和「そうですね~」

ニノの目が泳いだ気がした。
ニノ?……なんか知ってんのか?

「2人とも。とりあえず、シャワーしたら?」
雅「そうだね。シャワーして、とりあえず、おち、おち、落ち着こう!」
和「お前が、一番落ち着いてねえじゃん」
雅「ムムッ」

口を尖らせて、拗ねる相葉ちゃん。
いつもと同じ光景の筈なのに。やけに可愛く見えてくる…。
何でだろ?

ニノがシャワーのあと、頭をブンブンと振っている。
「ドライヤーしねえの?」
和「うん。私は自然乾燥派なので。さ、早く支度して翔さんの所に行きましょ?」
「お、おう…」

オカシイ…。
いつもと同じニノなんだけど、ニノじゃない。
う~~ん?

雅「ちょっと、俺を置いてきぼりにしないでよ?」

相葉ちゃんが、パンツ一丁で浴室から走って来た。
やっぱり、可愛く見える。
何で?おいら、翔ちゃんが好きなのに…。

雅「俺が、準備終わるまで2人とも外出禁止!わかった?」
和「わぁかったから!早くしろ!あいばか!」
雅「もう!バカって言うな!……っったーー!」

相葉ちゃんが、漫画みたいに盛大にこけた。
うわ、痛そう…。

和「おいっ、何やってんねん!!とにかく、落ち着け!」
雅「うわ~~ん。痛いよぉ。リーダー、ニノ~~」
「相葉ちゃん。泣くな…」
和「そうだぞ?こけたくらいで、泣くなよ」
雅「だぁってぇ~。なんか、やけに腰と内股が痛くてさー?フラフラなんだよぉ~」

腰と内股が痛い…?
やっぱり、ヤったのか?
だから、相葉ちゃんが可愛く見えんのか?
うぅ~~~。思い出せない…。

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