第7章 Still…
相葉さんと2人で「辛い、辛いっ!」って言いながら、水を流し込んでいった。
相葉さんは、水でなく、赤ワインで塩辛さを緩和させようと、浴びるように呑んでいる。
そんなに呑んだら…。あ~あ、二日酔い確定だな。
智「そんなに辛い?旨いで。…おいら、おかしいんかな?」
なんて言いながらも、食べ進めて完食した。
あんなに不味いものをよく食べたな?
雅「リーダー、完食したの?スッゲエ~」
「この人の味覚は崩壊してることがよ~く、わかったよ。あー、辛い…」
智「そうかなあ?」
それから、また呑み進めていく相葉さんと大野さん。俺は、明日のことを考えて烏龍茶に切り替えていた。
雅「キャホーーーッ!にゃーんか、あっついねー?」
智「うん。しょーだねーーー!」
完全に酔った2人が、服を脱ぎ始めた。
「おいおい…。いい年した大人が何やってんのよ?」
2人が脱ぐ手を止めにいくけど。2人とも力加減バカ男になってて…。
目の前には、全裸で楽しそうに笑う2人。
今の俺に、相葉さんの裸は…、マジでヤバイ。襲ってしまいそうだ。
雅「ねえ、にゃんで、ニノひゃんらけ、服着てるにょ?ねえ、脱ぎょうよ?」
智「しょーだ、しょーだーーー!」
2人が俺を抑えてくる。いくら酔っぱらっていても、嵐内怪力1位と2位だから、敵う筈もなく…。あっという間に全裸にされてしまった…。
「何すんだよ!」
雅「きょれで、みんにゃ、にゃかまだー!たにょしくにゃってきたーーー!こんな時は!ピカンチ!!見よー!」
智「オーー!」
2人で拳を突き上げた。
俺は仕方なく、ピカンチのDVDを見せてやる。
10分くらい経った頃。大野さんが、今まで見たこともない動きのダンスをやり始めた。
…何だ?
相葉さんが、台所に行って、小皿を持ってきた。
…何なんだ?
雅「ねえねえ。懐かしくにゃい?ダイダン!」
「いやいや。それを言うなら、ダイラタンシーだろ?まあ、懐かしいけども…」
雅「ヒャッハーーー!そうらっけ?」
何だ?この酔っぱらいおじさん2人は!!
しかも、俺。2人に付き合わされて全裸だし…。
こんな姿。ファンが見たら泣くな…、はぁ。