第2章 もう一日だけ
「黄瀬くん‥」
里奈の目には涙が
「大丈夫っスか?」
里奈は頷いた
「ありがとう」
近くの公園へ向かった
「ちょっと待ってて!」
黄瀬がいなくなると赤いスカーフをした犬の姿が
里奈は慌てて犬のもとへ
「これを彼に渡して下さい。そうしたら元に戻ります」
そういうと犬はどこかへ行ってしまった
「お待たせ」
里奈はスカーフを鞄にしまった
「はい」
黄瀬は可愛い花を見せた
「可愛い」
「里奈っちにあげるっス」
「いいの?」
「もちろん!今日は見つからないからまた明日探そう」
「そうだね‥」
家につくと黄瀬は里奈の母親に捕まった
「先部屋いってて!!」
里奈は頷いた