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君と共に

第4章 転校生来る!


屋上に移動し、いろいろ話したのだが…。
正直、ついていけないと思った。
それに、頭を撫でてくるあれはほんとに勘弁してほしい…。
反応に困って仕方ないからだ。
とりあえず、今日の授業に集中することにしよう。

改めて自己紹介する鈴木真穂。
男子からの人気が割と高いようだ。
所々で、かわいいとかスタイル抜群だなぁとかがきこえる。
俺には全くわからない…。
「鈴木ー、お前はー、片倉のー、隣だー。」
「はーい!」ニコ
まじかよ…。やな予感はしてたけどさ。俺の隣空いてるし。
「よろしくね!かーずーくん☆」
男子が一斉に振り向く。そして、とてつもなく怖いんですけど。
「その呼び方やめろよ。」「やーだよ☆」フフ
はぁ、これからしんどそうだな…。数学やろ。

緊張の1日が終わった。
授業中の男子の目線と鈴木の目線を気にしながらの勉強は
とてつもなく集中できないとわかった。
これがしばらく続くとなると…。はぁ…ため息出るわ…。
「一緒にかーえろ!」ニコ
「戸田ー、松本ー、帰ろう。」
「かずくんのいじわるー。」ベー
無視しとこ。構うときりがない。
「いいのか?相手しなくてよ。」
「いいんだよ、別に。それとも松本が相手するか?」
「いや、ちょっと俺には合わない、かな。」
「じゃあ、帰ろう。」
ちなみに松本は勉強ができない。なのに、少しモテる。
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