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君と共に

第4章 転校生来る!


「いきなりだけど、何でこんなに朝早くくるのー?」
「予習だよ。毎朝やってる。」
「へー、そうなんだ!かずくんは偉いねー!」ヨシヨシ
「ちょ、やめろよ!何すんだよ!」
「頭撫でただけじゃーん。そんな怒んないでよー。」ムゥ
何なんだ、こいつ。意味がわかんねぇ……。
「そっちこそ、何でそんなに早いんだ?普通、転校生ならクラス全員の前で自己紹介だろ?」
「そう!それ!何でこんなにみんないないの?転校生が来るから照れてるのかなー?」エヘヘ
「だって、朝の集合8時半だぞ?今から40分くらい後なんだから、そりゃぁ人もこねぇよ。」
「……時間間違えちゃった☆」テヘ
めんどくせぇ…。こういうタイプだめだ…。
「んじゃぁ、俺勉強するから。」
「頭いいんなら、する必要ないんじゃない?」
まぁ、確かに成績優秀だし、これ以上やっても…ってあれ?
「何で俺が成績優秀ってわかったんだ?」
「え、朝から勉強するくらいなんだから勉強好きなんでしょー?そういう人は頭いいに決まってんじゃん!」ドャ
そういうことか。まぁ、嫌いではないが好きでもない。
暇つぶし程度にやってるだけだ。
「だから、朝はあたしの相手して?ってかするんだ!」ドーン
「はぁ…。なら、場所を変えるぞ。いきなり入ってきたやつらが混乱するからな。屋上に行けば誰も来ないだろ。」
「あ、なるほど!さすがかずくん頭いいー!」ヨシヨシ
「だから、やめろって!」
「あはは、こわーい!」ニヨニヨ
朝からついてねぇな…。とりあえず我慢するか。
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