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君と共に

第4章 転校生来る!


長い夜を終わらせた眩しい朝日。
眠れたのは、ほんの3時間程度だ。
いつもの半分以下の睡眠時間のせいか、頭がぼーっとしている。
支度を済ませ、10分遅れて家を出た。

学校に着いても、クラスはやはり俺だけ。
10分の遅れでも、日々に支障などない。毎日同じ時を過ごすだけだ。
ノートを開き、早速よしゅ…
ドンドン、ガチャ!!!
「遅れてごめんなさい!転校生の…鈴木…ま、ほで、す…?」
………え?
誰だ、この人。転校生?聞いてないのだが…
「あ、え、ここ、え?」「君、誰ですか?」
やたらとテンパっているのか、目が泳ぎまくっている。
まるで、ママを探してる子供みたいにキョロキョロして。
「あ、あのー…、ここって、2ー2で、合ってますよね…?」
「え、あ、うん、そうだけど。」
「はー、よかったー!違うクラスならどうしようかと思っちゃったよ!」
何言ってるんだ?こんな朝早くに学校にいるんだ?……あ、俺もか。

「あ、えーっと、一応自己紹介しておくね!鈴木真穂です!今日からこのクラスにお世話になります!よろしく!」ニコニコ
「あー、よろしく。俺は片倉一樹っていうから。」
いきなりの出会いでも、動じないのはまだ寝ぼけているからだろう。
どうでもいいが、今日の授業も簡単そうだなぁ…
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