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君と共に

第9章 過去、それと今


「おはよー!」オッス
「相変わらず、元気だよな…。」
「それが取り柄じゃん?」ドヤ
いや、なんていうか…まぁいいや。
登校口で遭遇した俺と鈴木はいつもよりも静かな朝に馴染んでないようだった。
「今日の昼、何の科目だったっけー?」ポカーン
「地理と日本史だ。忘れたのか?」
「持ってくる気などなかったのであるのだ!」ドヤ
いや、だから…まぁいいや。
こうして校舎を荒らしながら、教室に向かった。

「んで、話ってなに?」
このいきなり聞いた質問が鈴木にとっては…
「昨日の子、楓でしょ?」
あまりにもよくない事だと言うことを…
「え、なんで?」
知るのであった。
「まさか、こんなとこに来るとはねー。想定外だわ。」
「なんで、楓ちゃんのこと知ってるんだ?」
「なんでってそりゃ…

いとこなんだし、当たり前じゃない?」

「…………嘘だろ?」
「この顔で嘘だと思う?」
たまに見るきりっとした表情からだれも嘘だとは思わないだろう。
一体どういうことだ?
鈴木と楓ちゃんがいとこ?
いや、100%ないなんて言わないがあまりにも…は?
混乱してるために、また、混乱している。
「まさか、こんなことになるなんてねー…。」
一番驚いてるのは自分自身ということはわかった。
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