• テキストサイズ

combattimento~日本~

第2章 〜序章〜



予想通り授業が終わって早々に蓮が来た。

蓮「また警察からの依頼か?」

よくある事なので何となく蓮も察している。

悠『あぁ』

蓮「今度は何だって?」

悠『謎の組織の陰謀阻止』

蓮「今回も俺も手伝うよ。いつもより大変そうだし」

蓮は毎回俺に付き合ってくる。
確かに今回は今までと比べ物にならないかも知れない。

悠『あぁ、軽いゲームにはなりそうだ』

蓮「そうだな」

蓮と話しているとクラスの女子達がいつの間にか集まり、一気に周りを囲まれた。

女達「「悠貴君」」

猫なで声で何人かが話しかけてきた。

悠『何?』

女達「「さっき先生に呼ばれてたけど何かあったの?」」

どんな小さな情報でも知っておきたいらしい。
その為か女子の情報網の高さはすごい。

悠『別に』

女達「「良かったぁ」」

そう言って、女子達は黄色い声をあげた後に嬉しそうに去って行った。

蓮「色んな意味で凄いな」

流石の蓮も少し引き気味の様子だ。

悠『帰る』

俺は荷物を纏めて教室を出た。

蓮「ゲーセン寄ろうぜ」

蓮が後ろから肩に手を回し抱き着きながら言ってきた。
どうやら思いっきり遊びたい気分らしい。

悠『あぁ』

校門に向かう途中、女子達が黄色い声をあげていたが構わず校門の外に出た。

蓮「先輩達にも人気だな」

悠『別に』

そんな会話をしているうちにゲーセンに着いた。
ゲーセンに入ると、同じ制服をきたグループがいた。
見た感じ先輩達だ。

先輩「あっ、神城悠貴じゃん」

先輩達がこちらに気付いた様だ。

蓮「本当に有名だよなお前」

悠『別に。お疲れ様です』

先輩「お前もよくゲーセン来たりするの?」

先輩達が近づいてきた。

悠『まぁ…』

先輩「ふーん。じゃあ一緒に遊ばない?」

悠『どうする?』

俺は蓮の方を見た。

蓮「いいじゃん。遊ぼうぜ」

蓮はどうやらノリノリの様子だ。

先輩「そっちの奴、話し分かるじゃん。名前は?」

蓮「入江蓮です」

そして蓮と先輩達が少し話し込んだ。
気付けばいつの間にか蓮は先輩達と意気投合したみたいで遊ぶ事になった。
数時間遊んだ後にゲーセン内の自販機に飲み物を買いに行く事になった。
/ 13ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp