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mystery×girl【H×H】

第2章 1_突然の出逢い


「ヒソカのお客さん?」
「‥‥」

黙ったままのヒソカにもう一度聞く。

「‥うーん。そうなのかな‥?」

歯切れの悪いヒソカに首を傾げる。

「‥このままだと解らないから俺から質問するね。‥君は誰?―――俺はシャルナークだよ」

シャルナークはリトの事を見て話す。
暫く経った後、リトは口を開く。

「‥貴方の名前は知ってます」

シャルナークは大きい眼を更に大きくした。

「え?知ってるの?‥もしかして君、ブラックリストハンター?」
「‥‥?」

小さく首を傾げたリトを見て違うと解ったシャルナークは念の為に聞く。

「あ、違う?」
「‥‥‥」

中々話さない相手にシャルナークは苦笑しながら話し出す。

「そうだよねー。もしそうならこんな風に正体バラさないよね」
「‥そのコウモリの針、‥僕を操りたいの‥?」
「えっ?(隠してたのに何で解ったんだろう‥?)」

後ろに構えていたアンテナをリトに見せる。

「此れは俺の能力で必要なアンテナだよ。‥と言うか、能力まで知ってるの?」
「‥視えたから」
「え?」

何を?とシャルナークが聞こうとした瞬間、爆発と共に壁が崩れた。

崩れた処から現れたのは厳つい男達。

「よぉ。オメー等が幻影旅団か?」

一人の男が聞く。
その言葉に首を傾げたのはリト。

「‥幻影‥旅団‥‥?」

すると男達はライフルやバズーカ等を取り出し、発射する。

ヒソカとシャルナークは余裕で避けたが、リトは1mmも動かなかった。

「あっ!君、危ない!!」

シャルナークが避ける様に叫ぶが、リトはまだ動かない。

銃の弾が後数センチの時にリトは動いた。
と言うより、手を前に突き出しただけで、弾の方がリトを避けている様だった。

其れを見たシャルナークとヒソカは何も口に出せなかった。

だがヒソカは口許を歪ませ笑う。

当然驚いたのは二人だけではなく、男達も同じだった。

「‥貴方達は有益な情報を持っては無さそうなので、排除させて頂きます」

そう言うと太股に取り付けているホルダーから鋭い刃を持っているナイフを取り出し、高く跳ぶ。

「何者だァテメー!!」

ライフルを持った男が連射する。

咄嗟にナイフを使ってライフルの弾を躱したが僅かに頬を掠めていた。
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