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SHELTER【気象系BL小説】

第4章 Knockin' on Heaven's Door


ドクター櫻井はいつもくるドクターの代わりに来ていた。
それ以降、見ることはなかった。

『ニノ?バイクが来たよ』

ある日長野博士が僕にバイクを見せてくれた。
事前学習で、バイクの免許の筆記試験には合格していた。
後は乗れるようになる勉強をするだけだった。

博士は最近、上機嫌で…
僕が免許を取りに行くことを許可してくれた。

また外の世界に出られる。
僕はそれだけで夜も眠れなかった。

試験場にはいつもの博士とかドクターとか…
その人達が教えてくれてなんとか僕はバイクに乗れるようになった。
こんなに外にいることはなかったから、僕はとっても楽しくて…

それにバイクに乗れたということが、僕を増々興奮させた。

部屋に帰ると、ガラス越しに博士が言った。

『バイクは研究室の下にいつも置いておくからね。見たくなったらモニターの5番を見てご覧』

リモコンで5番を押すと、僕のバイクが映しだされた。
僕はいつまでもそのバイクを見ていた。

『ニノ…またご褒美をあげるから、あれしようか』

今度はどんなご褒美が貰えるんだろう…
僕は誘惑に勝てず、頷いた。

また博士が壁のボタンを押す。
出てきたカプセルに僕は服を脱いで入った。

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