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SHELTER【気象系BL小説】

第20章 The branched story2


「ん…?」

しばらく向かいに座って眺めてたら、ニノが目を覚ました。

「あれぇ…?どうしたの…?」

ちょうど、俺たちも休もうってことになって、みんなでニノを眺めながらお茶を飲んでた。

「よく寝た?ニノ…」

智が立ち上がって、ちゅっとニノの頬にキスした。

「うん…智…」
「そりゃよかった」

智は夕飯の準備しなきゃと、伸びをした。

「じゃあ俺も…そろそろ風呂の準備してくっか…」
「あ、俺も手伝う」
「おう…」

翔と潤も立ち上がった。

「今日からクラブは休みだから、5人でのんびりできるな」
「…うん…嬉しい…」
「ニノ…だるい…?」
「ちょっと…眠い…」
「そうか…」

翔がしゃがんで、ニノの手首で脈を見てる。

「ちょっと、ゆっくりだな…」
「そう…?」
「寝てなよ!ニノ…」
「雅紀、ちょっとついててやって」

翔がニノの額にちゅっとキスした。
くすぐったそうに、ニノは笑う。

それをみた潤も、ちゅっと上からニノの額にキスした。

えへへ…と嬉しそうに、ニノは笑う。

「じゃあ、大人しくしてろよ?」
「はあい…」

3人はくしゃっとニノの髪を撫でると、食堂を出ていった。
背中を見送って、ニノを見る。

ニノも顔を上げて、その背中を見送っていた。
ぽそり、なにかつぶやいたけど、俺には聞こえなかった。

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