第20章 The branched story2
「あぁっ…」
急な衝撃に、身体が思わず仰け反る。
それでも雅紀の指は止まらない。
片手で僕の肩を抑え込んで、テーブルに押し付ける。
「まさっ…、雅紀ぃっ…」
ぐいぐいと食い込む指が、気持ちいいところを弾いた。
「まっ…てっ…」
思わず自分を戒めていた手が緩む。
もう限界まで膨れ上がっていた僕の欲望は、にゅるりと白い液体になって出てくる。
「でちゃっ…あぁっ…」
急に雅紀の指が抜けていって、僕の手の上から僕のアソコを包みこんだ。
「もう少し我慢してろ」
そう低い声でつぶやくと、自分のズボンをずりおろした。
そこには、滾った肉の棒が見えた。
これ、僕のもの…
自分のアソコを握りしめると、片手で雅紀のソコに触れた。
その上から、雅紀がオリーブオイルを垂らす。
ぬるりぬるりと、その熱の塊に塗り拡げると、雅紀の手が僕の足を広げた。
「いくぞっ…」
ぐいっと熱い棒が僕の後ろの口に押し当てられた。
襞を強引に広げるように、その熱は僕の身体に押し入ってくる。
「はっ…ああああっ…」
その衝撃はいつもいつも慣れることはなくて。
僕の内臓いっぱいに、雅紀が入ってるみたいな錯覚に陥る。
息が苦しいのに、雅紀の口が僕の口を塞いで、深い深いキスをしている間に、だんだん馴染む。