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SHELTER【気象系BL小説】

第19章 The branched story1


服を着てリビングに戻ったら、翔がソファに座ってた。

「あ、翔。雅紀がC地区行ってるんだ」
「ああ…それ、聞いたよ…」

智と翔が話をし始めた。

どうやら、C地区のことは翔の耳には入ってたみたいだ。
潤から連絡が行ったらしい。

「そっか…じゃあ、潤と雅紀で処理してるんだ」
「うん。だから、俺は行かなくて大丈夫みたいだから…」

潤がちょうど長瀬さんのところで話してたときに、C地区で暴動みたいなのが起こったみたいで。

長瀬さんはギリギリでC地区には入れられずに済んで。

というのも、長い間第一東京州B地区の治安を守り続けたってことが、色んな人の証言で証明されて。
そりゃ、怖い人同士で勢力争いはしてたけどね。
無関係な人は巻き込まなかったから。

でもやっぱり危険人物には違いないから、C地区に一番近いところで監視する役割をすることになったんだよね。
それは本人も望んでたことではあるし…

「ねえ、翔…C地区にもちゃんとした収容施設作ったほうがよくない?」

智がいうと、翔はちょっと顔を曇らせた。

「まだエリアBが追いついていない状態だからな…」
「でもさ、C地区から整備してったほうが、結果的にエリアB側は楽になると思うけどね」

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