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SHELTER【気象系BL小説】

第19章 The branched story1


ゆっくりゆっくりと…
僕のこと蕩かすように、智の指は動いた。

その間、ずっと智は僕の身体にキスしてくれて…

「智…」
「ニノ…」

お互いの名前を呼んで、キスして…キスされて…

思えば、智とこんなにふたりだけで時間を過ごすことってなかった気がする。

いつも、誰か居たから…
こんな風に、智が変わるなんて知らなかった。

まだ明るい昼間だから、智と僕の姿がはっきりと見える。
こんなにやらしいことしてるのに、でもちっとも淫らじゃなくて。
むしろ、心が暖かくなるっていうか…満たされる感じ。

どうしてそう思うのかはわからないけど。

「智…」

智の熱に、僕も触れてみた。

「っ…ニノ、いいから…」
「でも…僕も触りたいよ…」

握った熱は、熱かった。
先端からぬるぬるが出てきて、智も感じてくれてることが嬉しかった。

「我慢できなくなる…」
「ん…?しなくていいよ…智…」

僕はうつ伏せになって、お尻をちょっとだけ持ち上げた。

「入りたい?」
「ニノ…」
「いいよ…智、僕に入って…?」

智の指は、十分に僕のそこを蕩かしてくれてた。

「入って…智…」

手を伸ばすと、その手をしっかりと掴んでくれた。

「うん…」

また、見たことない顔で智が微笑んだ。

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