第19章 The branched story1
「ニノはそのままでいいから…」
そう言って足の間に入って、僕をぱくんと食べた。
「ああっ…智っ…」
生暖かい智のお口が僕のを飲み込んでいく。
ぬるりとした感触に鳥肌が立つ。
「だ、めぇ…出るぅ…」
「いいよ…?」
根本を手で握られて、智がねっとりと僕のこと愛撫する。
こんなにすごかったっけ…
こんなに気持ちよかったっけ…
智のお口…
「智っ…も、我慢できないぃっ…」
ぎゅっと智の髪の毛を掴むと、智の動きが早くなった。
「あっ…あっ…」
も、無理…
「でちゃうっ…」
先っぽが熱くなって、僕の中を快感の線が何本も何本も突き抜けていった。
「ごめん…いっぱいでた…」
「ん…」
口を拭いながら智が起き上がった。
たくさん出ちゃったから、お口からはみ出してた。
「ごめん…」
智はごくんと飲み込むと、ふふっと笑った。
そのままベッドの横の棚においてあるボトルを取った。
ぬるぬるのローションの入ってるボトルだ。
それを手に出すとちょっとこねこねした。
「智…」
呼びかけても笑って応えてくれなくて。
そのままローションのついた指を、僕の後ろの口につけた。
「いくよ…」