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SHELTER【気象系BL小説】

第18章 The beginning of the story8


こんなことでって思うけど…
肉体が繋がることが、こんなにもしあわせだなんて

知らなかった


「嬉しいんだよ…潤…」

今までで、一番しあわせだ

「翔…」

ぎゅっと潤が俺の手を握ってくれた。

「俺も…嬉しい…」

俺のうなじに顔を埋めると、熱い息を吐き出した。

「凄く…嬉しい…」

ひとつになったね…俺たち、ひとつだね…

「セックスがさ…」
「ん…?」
「こんなことが全てだとは思わないけど…」
「うん…」
「翔とひとつになれて…嬉しい」

同じだ…潤も同じなんだ

そう思ったら、猛烈に嬉しくて
猛烈に愛おしくなって

お腹がきゅっとした。

途端に潤が慌てだして…

「しょ、ちょっ…締めすぎ…」
「え…?え…?」
「力抜いて…」

わかんないどうすればいいんだろ。

「俺もう、イッちゃう…」

なんか、かわいい



そういうことか…

潤が俺のことかわいいって、そういうことか。
顔とかじゃないんだ。

存在が、かわいい
愛おしいってことなんだ

「いい、よ…」
「翔…でも、なんかかっこ悪い…」

ああ…愛おしいなあ…

なんとか顔を上げて、潤を見上げた。
困った顔をした潤と目が合った。

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