• テキストサイズ

SHELTER【気象系BL小説】

第18章 The beginning of the story8





キス…も、
ただ素肌に触れられることも、

こんなに気持ちいいものだっけ…?



「翔…」



こんなに優しい声で
名前を呼ばれることが、

こんなに気持ちいいものだなんて、知らなかった



「…潤…」

するりと俺のTシャツを脱がせると、首筋に潤の顔が埋まる。
ぬるりと舌が這っていくと、勝手に身体が震えた。

「怖い…?翔…」
「ううん…」

怖くて震えてるんじゃない。
これは、快感だ。

今まで、感じたこともないような…大きな快感…

「気持ちいい…」

頬をくすぐっていく潤の髪の毛のふわふわ
俺の背中を滑っていく熱い掌
合間に聞こえる、興奮した吐息

全てが、気持ちいい

ゆっくりと身体がマットレスに倒される。
Tシャツを脱ぎ捨てて覆いかぶさってきた潤の身体を抱きしめると、ピッタリと合わさった胸板から伝わってくる体温。

ああ…潤

もっと愛してくれよ
俺の知らない、愛をくれよ

頬に潤の柔らかい唇が触れた。
ぞくりと背中を這い上がってくる快感が、また俺の身体を震わす。

「大丈夫…」

その唇が耳元で、低音の甘い声を出す。

「うん…うん…」

少し汗ばんでる潤の背中は、広かった。

/ 483ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp