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SHELTER【気象系BL小説】

第17章 The beginning of the story7


こんなもの持ってあのスピードで走ってたのか…


一体…シュウと翔は何者なんだ…

あの暗闇で何が起こったんだ?
どうやってあいつらを倒したんだ?

銃を持って、暗視スコープまで装備してるヤツらを…
どうやって…?


「智…起きて…」

雅紀が智の身体を支えてなんとか起こすと、翔は錠剤をいくつか智の口に放り込んだ。

「喉、痛いだろうけど飲んで?」
「うん…」

ペットボトルを口につけると、なんとか智はそれを飲み干した。

「いいよ…これで身体楽になるからね…」
「うん…ありがと…」

智の身体に毛布を被せると、腕だけ出した。

「…なにかスタンドあるか…」
「どんな?」
「点滴したいんだ。パックをぶら下げられるようなもの…」

なにもなかったけど、机を二段重ねてスタンド代わりにした。

「ここに紐をひっかければいけるな…」

点滴のパックを取り出して、そこに紐を通して輪っかにする。
それを机についてるフックに引っ掛けた。
パックに注射器でなにか薬剤を入れて、管をぶっ刺した。

智の腕を消毒して、点滴の針を入れる。

「よし…これで安定すると思う」

カバンから聴診器を取り出して、智の服を開けさせると胸の音を聴いた。

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