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SHELTER【気象系BL小説】

第8章 ユメノドリーム


「あたりまえだ」

翔が、答えるとニノは破顔した。

「ありがとうっ…翔っ…」

今度はニノから翔に抱きついて、翔は後ろにひっくり返りそうになってた。

「あっぶねっ…こらっ…」
「えへへ…」
「もう…危ないことしないように教育しないとな…?」
「えっ…」
「おまえらは…おばけの事と言い…」
「ごっ…ごめんなさいっ…」
「今回はシュウが全面的に協力したからなんとかなったんだろうがなあ…」
「もお、わかってるって!」
「いいや、おまえら絶対わかってない!あのなあ…」
「やーだもおお!翔っ…」
「聞けっ…この野郎っ!」

やっぱり…こりゃ、後で全員正座だろうなあ…
もみ合ってる二人を見ながら、ただ笑うしかなかった。

そのうち、ニノがくたっとしてベッドに寝転がってしまったから、説教は止まった。

「ああ…熱だしたばっかだったな…ごめん」
「ん…だいじょーぶ…」
「とりあえず、横になってろ」
「うん…」

翔はタオルケットをニノの肩まで掛けて立ちあがった。

「じゃあ俺、ちょっとB地区見回ってくるから…」
「えっ…でも、翔…」
「シュウとも話したいし」
「ダメッ!」
「えっ!?」

ニノが起き上がって翔のベルトを掴んだ。

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